身体強盗再び 第9話「強盗、いろいろ手に入れる。」

作:onaona

 

石柿亮司は森を彷徨っているうちにひとつの建物を見つけた。彼は何か食料が
あると思い、そこに入った。
 
だが、そこにはそれらしきものはどこにも見当たらなかった。
 
「なんだ、何もねぇーのかよ。」
 
彼はあきらめかけて立ち去ろうとしたとき・・・・・・・・・。
 
「むぐんん、むむむむんんっ。」
 
男の喘ぎ声が聞こえた。
不思議に思い、その声のある部屋に入ると、そこには囚人服を着た中年男性が3人、紐で
縛られており、口にはテープが貼られていた。
 
彼はそのうちの一人のテープを外し、しゃべれるようにした。
 
「あああっ、助かった。ありがと・・・・・・んっ・・・・・・あっ、あなたは、
あのときの銀行強盗の人・・・・・・!!石柿亮司!!」
 
「なんで、俺のことを知ってる!!」
 
「私よ、私。遠藤加奈よ。逃げ出した囚人たちに捕まって入れ替え装置によって
彼らと身体が入れ替わったの、お願い、私たちを助けて!!」
 
「いま、なんて言った?」
 
「私たちを助けて!!」
 
「いや、その前だ!確か、入れ替えなんとか・・・・・。」
 
「入れ替え装置よ。あれがあると身体が入れ替わることができるの。」
 
「ほう。そうか。だったら、助けてやってもいいぞ。」
 
亮司は不気味な笑みで言った。
 
「ほんと?ありがとう。」
 
亮司は加奈たちの紐を切り、自由にさせた。そして加奈の案内で入れ替え装置のある
部屋まで行った。
 
「へぇー、これが入れ替え装置か。」
 
「そうよ。これで私たちを元の自分の身体に戻してほしいの。」
 
「わかった。協力するぜ。へへへ。」
 
亮司は囚人たちのいる部屋を見つけた。
そこには制服姿の『加奈』、メイド、婦警が卑猥で淫乱な行為を繰り広げていた。
 
『はぁああああん、いいっ、きもちいいよっ♪』
 
『加奈ちゃんのオマンコ・・・・・とってもやらしいっ♪』
 
『遥子さんこそ、エッチな身体つきしてるよね♪ああんっ♪』
 
女の喘ぎ声が部屋を通り越して聞こえた。
亮司は気付かれないように扉を少し開けて睡眠効果のある石ころ程度の箱を設置した。
それは入れ替え装置がある部屋にあったものであり、それを彼らを眠らせるために使った。
 
彼らは徐々に眠くなり、ついには身動きすらしなくなった。
 
「よし、どうやら、眠ったようだな。」
 
亮司は部屋の中に入り、そこにいる『加奈』たちを入れ替え装置のある部屋まで運んだ。
そして、それを作動させて次々と元の自分の身体に戻っていった。
 
最後に加奈の身体を戻して囚人たちを運び、入れ替え装置の部屋をあとにした。
 
「いろいろとありがとうございます。おかげで助かりました。」
 
彼女たちは亮司にお礼を言った。
 
「いや、そんなことよりも警察に通報したほうがいいな。おっと、その
前に・・・・・・地下の部屋に誰か来てくれないか。入れ替え装置を壊さないと
悪用されるかもしれない。」
 
「でも、婦警なら、ここにいるんじゃ?」
 
「えっ・・・・・私、警官じゃないわよ。ただの主婦よ。」
 
「おそらく入れ替わったあとでコスプレさせられたんだろう。警官の格好に・・・・・。」
 
「それなら、みんなでいきましょ。」
 
「いや、二人はここに残っていてくれ。一人はここで囚人たちを監視してもうひとりは
警察に通報してくれ。もうひとり俺とついていってくれ。」
 
「だったら私が行く。」
 
「よし、決まりだ。行こう。」
 
遥子は警察に通報し、亜里沙は囚人たちを見張った。
 
加奈は亮司を信じたようで一緒についていき、入れ替え装置のある部屋に入った。
 
「入れ替え装置か。どこから壊せばいいのやら。」
 
「ええ、そうね。とりあえず、この先端から・・・・・。」
 
そのとき・・・・・・・。
 
ドグッ!!!
 
「・・・・・・うぐっ。」
 
そして1階では・・・・・・・。
亜里沙はずっと囚人たちを監視していた。遥子もすでに警察に通報して一緒に監視
していた。
 
「この人たちが私たちの身体で酷いことをしたなんて許せない。」
 
「そうね、許せないわ、絶対。」
 
そのとき・・・・・・・。
 
「おまたせ〜♪」
 
加奈が戻ってきた。
 
「あら、あの男の人は?」
 
「ああ、あの人だったら、まだ下にいるよ。」
 
「そう・・・・・・・。それにしても酷い目にあったわね。」
 
「そうだね。でももう大丈夫・・・・・。警察が来るのを待ちましょう。」
 
「ええ・・・・・。」
 
そして少しして警察がやってきた。強盗団は眠ったままパトカーに乗せられ
事件は解決した。
 
次の日、加奈はいつもどおり学校に行き、授業を受けたり、友達と話したりといつも
と変わらぬ一日を過ごした。
 
学校の帰りには友達と別れ、ある場所までいった。険しい山道、一面が緑に覆われた
深い森の中・・・・・・・・加奈は怪しい笑みを浮かべながら道を進み、ある場所に
たどり着いた。
 
そこは、あの囚人たちの住んでいた建物だった。
 
「さてと、入ってみるか。」
 
加奈は男の口調で言い、建物の中に入り、地下の入れ替え装置のある部屋まで入った。
そこには・・・・・・・入れ替え装置が綺麗に置かれていた。壊した形跡はまったく
無い。
 
「むぐん・・・・・むむむんん!!」
 
奥に男の喘ぎ声が聞こえた。そこには亮司の姿があった。手足を紐で縛られ、口には
テープが貼られ、自由を奪われていた。
 
「ふふふ、どうかしら。調子は?」
 
加奈はテープを外し、しゃべれるようにした。
 
「どっ、どうしてこんなことするのっ。助けてくれるんじゃなかったの?」
 
「ふふふ、何言ってるんだ?助けたじゃないか、あの囚人たちから。」
 
「・・・・・信じてたのに・・・・・。」
 
「まぁ、こうしないと俺も捕まるんでね。牢に入れられないだけマシさ。
むしろ感謝すべきだと思うがね!!」
 
「そっ・・・・・そんな・・・・・・。」
 
「俺も再びこの身体を手に入れたし、まさに一石二鳥だな、へへへ。まぁ、あきたら
別の身体に入れ替わってもいいんだがね。この加奈ちゃんの姿で可愛い娘をいっぱい、
誘拐して犯してみたいな。そして気に入ったら、その娘と入れ替わろうかな。」
 
「やっ・・・・・・やめてっ!!そんなことしないでっ!!」
 
「そうか、だめか。だめなら仕方ないな。その代わりに俺がここに来るときは俺と
セックスするなら今のところは勘弁してやってもいいぞ。それなら文句無いだろ!!」
 
「・・・・・・・・・。」
 
「返事は?」
 
「は・・・・・はい・・・・・。」
 
「よし、いい娘だ。さっそくだが、俺のこのオマンコを舐めてくれ。」
 
加奈(亮司)は制服のスカート、ショーツを脱いで秘部を見せ付けた。
そして亮司(加奈)の顔に近づけた。
 
「さぁ、舐めろ。女子高生のオマンコを舐めるなんて、最高じゃないか。
・・・・・・んうんっ、早く私のオマンコ舐めてよ、オ☆ジ☆サ☆ン♪」
 
加奈(亮司)は加奈の口調を真似て可愛らしく言った。
亮司(加奈)は泣きながら加奈(亮司)の秘部を舐め始めた。
 
「ああんっ、いいっん、いいよっ、そこっ、そこっ、あああっ、いくぅうううううんっ♪」
 
『加奈』の淫乱で下品な喘ぎ声が部屋中に響いた。
この建物や入れ替え装置のことは世間には公表されておらず、ごく一部の人間にしか
知らなかった。亜里沙と遥子は入れ替え装置が壊れたと思い込んでいる。
入れ替え装置の元の持ち主である俊彦らは再び牢に入れられ出ることは二度とないだろう。
 
元銀行強盗の石柿亮司は、女子高生の遠藤加奈の身体だけでなく、入れ替え装置までも
手に入れた。
 
今後も彼は人々から大切なものを奪っていくことだろう・・・・・・。
 
 
 
 
―完―
 
 
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