山奥の研究所  第2話「記憶及び能力の常備」

 

『恵理』は制服の上に白衣、手にはラテックスグローブ、口元にはマスク、頭には帽子、
防具を身につけて更なる研究を続けた。
 
今回、恵理の身体を着ぐるみ化して着るときに彼女の今までの記憶や能力、経験などが
継承されなかった。そのため、薬品を改良することにした。
 
他人を着ることによって、その人の今までの記憶や能力、経験などが自然に頭に浮かび
完全にその人に成り済ますことができるような着ぐるみ化の薬品を創ろうとした。
 
その薬品を水に溶かし、電流に通して・・・・・・・・・いろいろ試行錯誤を繰り返した。
 
「よし、ついにできたぞ!」
 
数時間後、新たな薬品が完成した。
 
『恵理』は急いで白衣、ラテックスグローブ、マスク、帽子、防具を脱いで理論上では
完成品と思われるその薬品と注射器を彼の鞄に入れて研究室をあとにした。
 
『恵理』は鞄を助手席に置き、エンジンを入れて車を走らせて街へと向かった。
彼は実際にその薬品を人に試すことにしたのだ。街で人を捕まえてその薬品を注射して
恵理の身体を脱いでその人の身体に入り、そのときにその人の記憶等が認識できる
ことが確実に成功すると信じていた。
 
『恵理』はハンドルを握り、ひたすら車を運転し、人気のない場所を探していた。
 
「おっ、この辺がいいな。」
 
『恵理』は車を止めて誰かが通るのを待った。
そこは人気のあまりない場所であり、好都合だった。
 
そのとき、前方から誰かがやってきた。姿を見ると、それは20歳半ば
くらいのOLが一人で夜道を歩いていた。
 
「おっ、あの人にしてみるか。」
 
『恵理』は車から降りた。
 
「ねぇ、そこのおねえさん、ちょっとぉ・・・・・・・!!」
 
『恵理』は恵理の口調を真似て彼女を呼び止めた。彼女は『恵理』に視線を向けた。
 
「どうしたの?」
 
「実はおねえさんに見せたいものがあるんだけど・・・・少し車の中に入ってくれない?」
 
「あら、なにかしら?」
 
彼女が車を覗いたとき、後ろからいきなりチョップを喰らってしまい、一瞬にして
気絶してしまった。
 
「ふふふ、おねえさん、こんなところで寝てたら風邪引くよ。」
 
『恵理』は彼女を車の後部座席に座らせた。
そして鞄を取り出して薬品の入った注射器を取り出して彼女の腕に注射した。
 
すると、彼女の身体は硬直し、着ぐるみ化した。
 
「ふふふ、今からおねえさんの中に入るから待っててね♪」
 
『恵理』は彼女の唇にやさしくキスをした。そして制服を脱ぎ捨てて全裸になり
背中に力を入れるとファスナーが現れた。そのファスナーを開いて中から再び
あの男が出てきた。
 
「ふぅ〜〜、すっきりしたぜ。さてと・・・・・・・。」
 
男はOLの身に着けているコート、ブラウス、スカートを脱がして全裸にさせた。
背中にはファスナーが現れており、男はそこを開けて彼女の中に入った。
 
すると・・・・・・・・。
 
「あ・・・・・・あ・・・・・・・あ・・・・・・・・。初めまして、私の名前は
宮島 紫(みやじま ゆかり)、25歳。××商事で受付嬢をやっているの。
・・・・・・・んうんっ・・・・・・・よし、成功したぞっ。」
 
どうやら、その男の実験は成功したらしい。彼女の個人情報が自然と頭に浮かび
あがっており、彼女を知ることができた。
 
宮島 紫に着替えた男(以下『紫』)は、恵理を見て微笑んだ。
 
「ふふふ、これがあなたの見せたかったモノね。たしかに私の身体の中に受け
取ったわよ。ありがとう。今度は私がお礼をする番ね。」
 
『紫』は股間に力を入れた。すると、男性の大きな肉棒が現れた。
 
「どう?大きいでしょ?今からあなたにいっぱいご褒美あげるね。」
 
『紫』は眠っている(気絶している)恵理に馬乗りし、男性の大きな肉棒を彼女の
秘部に挿入した。
 
「うぐっ、あああっ、いいっ♪」
 
『紫』は恵理の身体に跨り、何度も肉棒の出し入れを繰り返した。
 
「あああっ、気持ちいいっ、私、女子高生の穴に入れるの、初めてなのっ・・・・
・・・ああああんんっ♪」
 
『紫』はどんどん恵理の身体を攻めていった。
 
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・・私、あなたみたいな娘とエッチしてみた
かったの。これもすべてさっきまであなたの中にいて今は私の中にいる彼の
おかげね・・・・・・ああんっ。」
 
紫は当然そんなことは思ってもいなく、あの男が紫の身体を使って弄んで
いるだけだった。
 
そのとき・・・・・・・恵理が目を覚ました。
 
「あれ・・・・・ここはどこ?たしか私、学校の帰りに後ろから誰かに襲われて・・・・・。
ああっ、ちょっと、何してるんですかっ!!あああっん。」
 
「あら、目覚めたのね。もう少し寝てればよかったのに・・・・・・・。あああんっ。」
 
「あっ・・・・・・・あなた、いったい誰なんですか?」
 
「えっ、私?私はあなたを誘拐してきたんだけど覚えてない?無理もないか。今は
この人の身体の中にいるんだからね。顔わからなくて仕方ないよ。あああんっ。」
 
恵理には『紫』が何のことを言っているのか分からなかった。
 
「とっ・・・・とにかく、そんな玩具を突っつかないでくださいっ、ああああんっ。」
 
「あら、これ玩具じゃないわよ。本物のオチンチンよ。あああん。」
 
「えっ?」
 
「あなたには知る必要ないわ、どうせ、もう使えないんだもの。・・・・・・
あああっ、それよりもでるぅうううううううっ・・・・・・・・あああああっ!!」
 
「やっ、やめてっ!!出さないで!!あああっ!!」
 
「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・・・何言ってるの?あなたも欲しがってる
んでしょっ・・・・・・・あああんっ・・・・・・もう、だめえええええええっ・・・・・
・・・いぐぅううううううううううんんっ!!!」
 
シャアアアアア〜〜〜!!!

 
『紫』は恵理に大量の精液をプレゼントした。
 
「・・・・・・・あああっ・・・・・・・ああああああ・・・・・・!!」
 
恵理は放心状態になった。
 
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・気持ちよかったぜ。こんなにイクとは思わな
かったな。へへへ。」
 
『紫』は使い物にならなくなった恵理に制服を着せて路上に放置し、車を運転して
その場を去った。
 
 
 
―第3話へつづく―
 
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